フジファブリック=変態?

へんたい 【変態】 (名)
(1)形や状態が変わること。また、その変わった形や状態。
(2)「変態性欲」の略。また、その傾向のある人。
(3)動物が〜、幼生から成体へ変わること。また、その過程。
(4)植物の〜、異なる形態に変わり、その状態で種として固定すること。
(5)同じ化学組成を持ち〜、有機化合物が〜、別の状態・物質に変わること。

フジファブリックの音楽は変態」とか、「変態ロック」、はたまた「志村が変態」、さらには「岸田こそ変態」など、そういった文字列を目にする機会の多い昨今ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。寒いですね。東京の空に雪は降りますか?
私はずっと考えておりました。「フジファブリックは変態」とは是如何也?と。
(3)(4)(5)は論外として、(2)の「変態性欲」そうな歌詞をピックアップ。

  • 「唇のソレ」における、唇の脇のホクロがお好き
  • 「マリアとアマゾネス」における、マゾヒストっぷり
  • 「水飴と綿飴」での、間接キス狙い?そして君の浴衣に妄想

でもこんなの1st、2ndを合わせた、22曲中の3曲ぽっちですし、どれもこれもそんなにたいした変態性欲じゃない。むしろ、実際に歌詞に乗せちゃうところが、(1)変わっているのですよ。変態って軽くイメージしちゃうと、(2)寄りの、裸にコートやエプロンになってしまう困った単語ですね。気軽に使うと、視聴者は誤解するわけですね。
「妄想・異色・高速・暴走・リズム・郷愁・欲望・緊迫・渦巻き・ひずみ・牙」
↑ロッキンの記事のイメージ単語を羅列するとこんな感じ。これなら納得。
普通とは違うってこと。音楽が。乗る歌詞も。ここでこーくるか、とか、そこをそーいうふーにされるなら、怒るわけにもいかんやん、とか。というわけで、フジファブリックは自分達のオリジナルを見い出そうと、臆病にがんばるのでありました。