脱ロック計画 vol.1 BOMB-ODORI

もげもげ先輩に会いにいってきました。晴れました。
向かう途中、やけに近くを追い越していくなと思ったらその車にはけーすけが乗っていて、信号待ちの窓から一緒に行こうぜ!と誘ったけど「いや、おれはパチンコに行くから」と断られました。あやうくおれまでパチンコに行ってしまうとこでした。おっす!おらごじゅう!
「すいませんぼんおどりにきたんですけど」
「あ、こちらをまっすぐすすむとですね…」
え?このくだりはいらない?以後気をつけますので。

富山大学学生会館大集会室へ。ただの古い正方形の体育館です。床はフロアです。ステージ幕とか、横幕?とかステージ隅の方に押しやられたピアノとか。
ちょうど次が水中、それは苦しいの出番です。狙って行ったんだよ。
何やったっけな。もげもげ先輩、安めぐみのテーマ、ガッツいちもつ、鹿の大群VS鹿など有名ナンバーはもちろんのこと、サンダーウェディング、カミングアウトの撤回、オー・マイ・リトル・スペインでしょー。ドラゴンボーイに、暴動パピココーヒー味?あ、新曲の、おっと乙武!!バイオりんぞうさんの目が怖い。
「今日は百万石祭りとかぶってしまっていて…(ジョニー大蔵大臣は金沢出身)」
百万石祭りとは、今年のでいうと、高島政宏が馬に乗って練り歩くお祭りです。
今日のジョニー大蔵大臣は、そこそこおもしろいことたくさんゆってたけど、たくさんいいすぎたもんだから、全部忘れたよ。その都度ウケてはいるんだけど。「ここで耳寄りなお知らせです。今日終わったら向井くん(あ、大臣のが年上なのね)と飲みたかったけど、向井くんはすぐに帰るそうです。曽我部さん(秀徳、ジョニー、恵一で、33,34,35くらいなのかしら)は、昨日飲みすぎたようでまだ来てません。でも必ずやってきます。彼はそういう男です。残念なお知らせでした。」
試合後に回りから聞こえてきた声を紹介。「あそこまで大衆うけしそうにないバンドを、仕事にしているってすごいよねー。」失礼な!あ、ほめてるのか。「普通に歌えば、普通のバンドに聞こえそうなのにねー。」普通じゃん!あ、ほめてる。
ひとバンド終わったら、お客さんの9割がいったん外に空気吸いに行く仕組みです。だって中、ものすごい暑いんです。古体育館に空調などありません。ステージ上には扇風機。企画委員からのアーティストへせめてものKIMOCHI。
次はSUB STREAM。富山で活動10年のバンド。道理で。あ。なんでもないです。でも良かったよ。何が良かったって?英語で歌ってた。ズレるメガネを直しなおし細身ギターさん。あとは、聴いててわかりやすかった。ここでこう!
吐き出されてプハー。外の空気気持ちいい。芝生やベンチ気持ちいい。大学生って10人に一人は奇抜な格好してるよね。見てておもしろいわー。
Next is 無戒秀徳!富山シティ!富山ユニバーシティ!This is 無戒秀徳
無戒アコエレなので一人です。帽子にジャケットです。寅さんのよう。右手をひじから90度曲げて体は斜め向いて「ありがとう!」レイジー狂った空気猫街ウォータ自問気持ち。もう少しあったかも。大学生はなかった。とりあえず、暑かった。一曲終わるたびに顔ふいてた。ビール飲んでた。ジャケットはすぐ脱いでた。エレキギターのネックじゃなくて、顔の部分が無かった。どうやって調整してんのか不思議だ。ケツでか。不思議ついでにもうひとつ。曲の最後らへんで無戒さんが「拍手!」ってあおるとき、一緒に拍手してるのに、ギターの音はずっと鳴ってるのよね。いつのまに切り替えてんのか。そもそも最初からなの?
いつも思うんだけど、最後連れ去られて行く女の子。私個人としては、もっと女優になりきってほしい。もっと腰にべっとり手回してあげて。あはは。幻想。
ネクストはラスト。曽我部恵一BANDの登場です。結果からいうとね、すーーーーーーごい楽しかった。赤と黄と紫と黒のTシャツの面々。みんなそれなりに髪長いし。最初、どれが曽我部さんなのかわからなかった。ヒゲ生やして太ってる人が歌いだしたので、しあわせ太りだ、と思った。
最後だもんで、たっぷり100分はある長編でさー。熱気はムンムンだし。ハンズクラップで汗が飛ぶし、足もとは滑るしで、曽我部さんのろれつも回らなくなってた。おれの腕時計が途中で死んでたときは、すごいなこのBANDはと思いながら超心配したけど、帰ってあけてみたら、ただの電池切れだった。
テレフォンかどこかのメンバー紹介で、フロント三人がそれぞれ背中からダイブして、空中ギターや空飛ぶベースが炸裂してた。ナウシカ王蟲の触手?に支えられて仰向けに浮いてるイメージ。みんなの手ががんばってた。すごい可笑しかった。みんな奇抜な行動とりすぎ。メンバーはステージから下りすぎ。曽我部さんが途中一直線にこっち向かってきたときはびびった。隣の男子学生がギターの人に思い切りキスされてた。びびった。その学生さん何を思ったか、ギターさんを肩車してはるし。新婚ギターさん、弾いてるしねそこで。
途中、リクエストタイムになって、みんな口々に叫んだけど、ほとんどスルーされた。「スローライダーね…。うんうんわかるよその気持ち。」おれもシモーヌ!って叫んだりした。結局採用されたのは「96粒の涙」とかいう曲でした。知らない!
まぁそんなこんなで、このほどほどにエロいライブをたっぷり楽しんで汗だくになって体冷やして帰ってきました。ここまで読んでくれてありがとうございました。